シンガポールの調査会社『Canalys』によると、2023年第4四半期のスマートフォン市場は前年同期比8%増の3億2000万台に達し、7四半期ぶりに増加しました。Appleは前年同期比で『-1%』ながら、新型iPhoneが好調を維持して第一位となる『24%』のシェアを獲得しました。
サムスンは前年同期比で『-3%』とやや低調気味ながら、『17%』のシェアを獲得して2位の座を堅持。シェア『13%』で3位となったXiaomiは前年同期比『+2%』。TOP3の中では唯一プラス成長となっています。
TRANSSIONは新興国市場回復の好影響を受けて初の4位を獲得(前年同期比+3%)。vivoは前年同期比で-1%シェアを落としつつも『7%』でトップ5入り。
Canalysシニアアナリストのトビー・チュー氏は市場動向につき、『中~低価格帯の製品は、中東やアフリカ、アジア太平洋、ラテンアメリカなどの新興市場での需要の回復に助けられ、この回復の波の成長を牽引。』
『一方、在庫圧力と世界的なインフレが緩和し続けているため、ベンダーはようやく製品イノベーションと長期戦略の策定に集中し、来年に向けた強固な基盤を築くことができるようになった。』
『Google Pixel や、HONOR、OPPO、vivo、Xiaomi などのいくつかの中国ベンダーから、オンデバイス AI トレンドを利用した新しい主力 Android がすでに多数発売されている』と述べています。